動画概要
2馬力ボートの危険性と対策について徹底解説
2馬力ボートは、免許なしで気軽に乗れる小型ボートとして人気ですが、その反面、危険性も多く報告されています。この記事では、2馬力ボートの危険性とその対策について、詳しく解説します。これから購入を検討している方や、使用を考えている方に向けて、注意すべきポイントと安全に楽しむための対策をお伝えします。
2馬力ボートの概要
2馬力ボートとは、船舶免許や検査が不要で、簡単に使える小型ボートのことです。主に3メートル未満のボートで、出力が約2馬力未満のエンジンを搭載しているボートが該当します。この規格に該当するため、誰でも手軽に海に出ることができ、船長気分を味わえます。しかし、この「手軽さ」ゆえに、十分な知識や準備がないまま乗船し、事故が発生するケースが増えています。
2馬力ボートの危険性
コントロール不能になりやすい
2馬力ボートはエンジン出力が小さいため、波や風の影響を受けやすく、簡単に流されることがあります。特に風速が4メートル以上になると、ボートが思い通りに進まず、岸に戻れなくなる危険性が高まります。海の天候は急に変わることがあるため、出発前には必ず天候を確認し、危険な状況になれば速やかに戻る判断をすることが重要です。
他の船から見えにくい
2馬力ボートは非常に小型のため、他の船から見つけにくいという問題があります。大型船や高速で移動する水上バイクからは、視界に入りづらく、事故のリスクが高まります。このため、必ず目立つ旗を立てるなど、他の船から見える工夫が必要です。しかし、それでも完全に見えやすくなるわけではないため、特に夜間の使用は避けるようにしましょう。
免許が不要ゆえにルールを知らない人が多い
2馬力ボートは免許が不要なため、海上の交通ルールを知らないまま乗船する人が多くいます。海では右側通行が原則であり、他の船との衝突を避けるためにも、海上での基本的なルールを事前に学んでおくことが必要です。特に、狭い海域や他の船が多い場所では、ルールを守らないと重大な事故につながる可能性があります。
転覆しやすい
2馬力ボートは小型で軽量なため、バランスを崩すと簡単に転覆することがあります。特に、波や風の影響を受けやすく、立ち上がったり、ボートの片側に寄りかかったりすると転覆のリスクが高まります。海上保安庁の統計によると、転覆事故が最も多く報告されており、転覆しても無事に帰れるように、必ずライフジャケットを着用することが求められます。
エンジントラブルが起きやすい
2馬力ボートで使用されるエンジンは、冷却水として海水を使用するものが多いです。そのため、海水中のゴミや藻が吸い込まれ、冷却システムが詰まるとエンジンがオーバーヒートする危険性があります。また、低速運転を続けると塩の結晶が配管に溜まり、エンジンが故障する「塩噛み」が起こることもあります。出航前には、エンジンの点検を怠らないようにしましょう。
2馬力ボートの危険を減らすための対策
天候と海の状況を確認する
2馬力ボートは波や風の影響を受けやすいため、出航前には必ず天候や海の状況を確認しましょう。海上保安庁は、風速4メートル以下、波の高さ20センチ以下を目安に安全な航行ができるとしています。また、状況が悪化した場合は無理をせず、速やかに戻ることが安全です。
旗を立て、目立つ工夫をする
他の船から見えやすくするために、必ず目立つ旗を立てましょう。また、旗を立てたからといって油断せず、常に他の船の動きを確認し、接近してきたら自分から避けるようにしましょう。特に夜間は視界が悪く、他の船から見えにくいため、出航は避けるべきです。
海上のルールを学ぶ
免許が不要な2馬力ボートでも、海上での交通ルールを知っておくことは重要です。特に、右側通行や他の船との避け方など、基本的なルールを学んでおくことで、衝突事故を防ぐことができます。ルールを守らないと、他の船から衝突されるリスクが高まります。
ライフジャケットを必ず着用する
転覆や落水のリスクがあるため、必ずライフジャケットを着用しましょう。特に、2馬力ボートは転覆しやすいため、万が一の際に自分の命を守るためにも、ライフジャケットは不可欠です。国の基準を満たした「桜のマーク」が付いたものを選びましょう。
エンジンの点検を欠かさない
エンジンの冷却システムは海水を利用しているため、ゴミや藻が詰まると故障しやすいです。出航前には必ずエンジンの点検を行い、異常がないか確認しましょう。また、低速運転を長時間続けないように注意し、エンジンの故障を防ぎましょう。
まとめ
2馬力ボートは、手軽に海に出ることができる便利なボートですが、その反面、危険も多く存在します。天候や海の状況を確認し、他の船から見えやすい工夫をすること、海上のルールを守ること、そしてライフジャケットの着用やエンジンの点検を怠らないことで、安全に楽しむことができます。しっかりと準備を整えて、海の冒険を楽しんでください。
動画テキスト
キャラクター | セリフ |
ゆっくり霊夢 | ふむふむ。 |
ゆっくり霊夢 | これだ。 |
ゆっくり霊夢 | さっそく準備するぞお。 |
ゆっくり魔理沙 | なんの準備するんだよ? |
ゆっくり霊夢 | おわあ。 |
ゆっくり霊夢 | なんだ、魔理沙いたんだ。 |
ゆっくり魔理沙 | いたぜ。 |
ゆっくり魔理沙 | なんなら、お前がブツブツいいながら
パソコンとにらめっこしはじめたくらいからいたぜ。 |
ゆっくり霊夢 | やだ、見てたの?恥ずかしい。
声くらいかけてよ。 |
ゆっくり魔理沙 | かけたし、もうそういうのいいから。 |
ゆっくり魔理沙 | 何をやろうとしてるんだ? |
ゆっくり霊夢 | 実はね、船の免許持ってない
私でも自分の船でイカ釣りできることがわかったのよ。 |
ゆっくり魔理沙 | まだあのイカ逃がしたの気にしてるのか。 |
ゆっくり霊夢 | やっぱりガチャでは満足できないわ。 |
ゆっくり魔理沙 | なんの話をしてるんだって思ったあなたは、
上の2つの動画を見てみてくれ。 |
ゆっくり魔理沙 | なお、内容を理解する上では、
見なくてもまったく支障はないぜ。 |
ゆっくり魔理沙 | さて、イカのことはいいとして、別に船は乗せて
もらえばよくないか? |
ゆっくり霊夢 | 自分の船で行くことにロマンがあるんじゃない。 |
ゆっくり霊夢 | 魔理沙は遊び心がないわねえ。 |
ゆっくり魔理沙 | (怒)それで? |
ゆっくり霊夢 | それでね。 |
ゆっくり霊夢 | 実は、2馬力ボートだと、免許がいらないんだって。 |
ゆっくり魔理沙 | なるほど。 |
ゆっくり魔理沙 | 霊夢にしてはよく見つけたな。 |
ゆっくり魔理沙 | ただ、水を差すようで悪いが、
2馬力ボートは危険も多いんだぜ。 |
ゆっくり霊夢 | 出た出た。 |
ゆっくり霊夢 | いいよ、話してみてよ。 |
ゆっくり霊夢 | どうせ、私のこの情熱は誰にも止められないわ。 |
ゆっくり魔理沙 | じゃあ、お言葉に甘えて、
2馬力ボートの危険性について解説していくぜ。 |
ゆっくり魔理沙 | 調べているから知っていると
思うが、 |
ゆっくり魔理沙 | 2馬力ボートというのは、免許が不要で、 |
ゆっくり魔理沙 | 車でいう車検にあたる船舶検査も必要ない、 |
ゆっくり魔理沙 | 小型のボートのことを指すんだ。 |
ゆっくり霊夢 | 多くの人が簡単に船長になれる可能性を
秘めてるんだね。 |
ゆっくり霊夢 | 世はまさに大航海時代。 |
ゆっくり魔理沙 | ワンピースから持ってきてるなら『大海賊時代』な。 |
ゆっくり魔理沙 | それと、2馬力だったら、どんな船でも免許・検査が
不要になるってわけじゃないからな。 |
ゆっくり魔理沙 | 船の長さが登録長で3メートル未満、 |
ゆっくり魔理沙 | 実際の長さだと3.33メートル未満、 |
ゆっくり魔理沙 | 推進機関の出力が1.5kw(約2馬力)未満、 |
ゆっくり魔理沙 | 直ちにプロペラの回転を停止することができる
機構を有する船舶 |
ゆっくり魔理沙 | その他のプロペラによる人の
身体の傷害を防止する構造を有する船舶であること、 |
ゆっくり魔理沙 | が条件となっている。 |
ゆっくり魔理沙 | どうでもいいだろうが、
元の条文探すの苦労したぜ。 |
ゆっくり霊夢 | ご苦労さん。 |
ゆっくり霊夢 | さすがに免許なしだとそういう縛りもあるか。 |
ゆっくり霊夢 | まあ、ネットで2馬力ボート探すと、『免許不要』って
書いてくれてるから、 |
ゆっくり霊夢 | そういうの買っておけば、とりあえず大丈夫でしょ。 |
ゆっくり魔理沙 | お前みたいな、ちゃんと勉強しようとしない
適当な奴が一番危ないと思うから心配なんだよ。 |
ゆっくり霊夢 | そんなことないよ。 |
ゆっくり霊夢 | それに、大きさも馬力も小さい船なら、免許なくても
大丈夫って判断したからこそ、 |
ゆっくり霊夢 | 免許なしでオッケーってことになったんでしょ? |
ゆっくり魔理沙 | それは違うと思うけどなあ。 |
ゆっくり霊夢 | え?どういうこと? |
ゆっくり魔理沙 | 2馬力ボートの事故は年々増え続けているんだ。 |
ゆっくり霊夢 | まあ、確かに増えてるみたいだけど。 |
ゆっくり魔理沙 | それに、なぜ危険か知ってもらえれば、 |
ゆっくり魔理沙 | 決して大丈夫だからという判断だけでは
ないことが、わかってもらえると思うぜ。 |
ゆっくり魔理沙 | ということで、ここからは、本題の2馬力ボートの危険に
ついて触れていこう。 |
ゆっくり魔理沙 | まず、危険なポイント1つ目は、 |
ゆっくり魔理沙 | コントロール不能になったり流されやすいことだ。 |
ゆっくり魔理沙 | 海の上で動くには、2馬力ボートはあまりに
非力だからな。 |
ゆっくり霊夢 | そうなの? |
ゆっくり霊夢 | 馬2頭分のパワーがあるんじゃないの? |
ゆっくり魔理沙 | 馬力の由来は確かに馬だけど、 |
ゆっくり魔理沙 | 馬力は別に馬で数えてるわけじゃないぜ。 |
ゆっくり魔理沙 | 1馬力は、75キロの物体を1秒間で1メートル
動かす力のことだ。 |
ゆっくり魔理沙 | 瞬間的になら、競走馬は1頭でも十数馬力出てるし、
人間だって1馬力くらいは出せる。 |
ゆっくり魔理沙 | 75キロの重りをつけたバーベルのスナッチとか
だいたい1馬力くらいじゃないかな。 |
ゆっくり霊夢 | なるほど、わからん。 |
ゆっくり魔理沙 | 原チャがだいたい6~7馬力くらいだぜ。 |
ゆっくり霊夢 | それ知ると、結構2馬力って小さい力な気がするね。 |
ゆっくり魔理沙 | 2馬力ボートの場合は、アクセル全開でも時速10キロ前後
しか出ない。 |
ゆっくり魔理沙 | 人間がジョギングする程度のスピードだな。 |
ゆっくり霊夢 | 遅い気はするけど、別に釣るするだけなら十分じゃない? |
ゆっくり魔理沙 | ボートは整備された道路を走るわけじゃないんだぜ? |
ゆっくり魔理沙 | 海は風も強いし、波もある。 |
ゆっくり魔理沙 | ちょっと波が強くなれば、
2馬力程度じゃどんどん流されてしまうんだ。 |
ゆっくり魔理沙 | 下手すると、岸に戻れなくなるぜ。 |
ゆっくり霊夢 | じゃあ、そうならないようにするには、天気とか
ちゃんと調べていかないとね。 |
ゆっくり魔理沙 | そうだな。 |
ゆっくり魔理沙 | 海上保安庁によると、 |
ゆっくり魔理沙 | ミニボートが安全に航行できる範囲は、
波高20センチくらいまで、 |
ゆっくり魔理沙 | 風速では4メートル以下を目安と考えるよう
伝えられている。 |
ゆっくり霊夢 | 風速4メートルだと、マリオゴルフでボールのコースが
結構変わっちゃうもんね。 |
ゆっくり魔理沙 | 基準そこかよ。 |
ゆっくり魔理沙 | ちなみに、風速4メートルは自転車を普通に漕いでいる
ときに感じる風だとよく言われてるな。 |
ゆっくり魔理沙 | 海の天候は、頻繁に変わるから、 |
ゆっくり魔理沙 | 事前に調べたときは大丈夫でも、 |
ゆっくり魔理沙 | 出航後に危ない状態になったら、 |
ゆっくり魔理沙 | 諦めて帰る判断をする、『諦める勇気』が
安全のために大事になってくるぜ。 |
ゆっくり霊夢 | 諦めるだけで勇者になれるのはお得だね。 |
ゆっくり魔理沙 | 実際に自分が悪天候に直面したら、
果たして同じことを言ってられるかな? |
ゆっくり魔理沙 | あと、遠くに行きすぎないことも大事だ。 |
ゆっくり魔理沙 | これも海上保安庁が提唱する目安があって、 |
ゆっくり魔理沙 | 岸から1km以内、出航地から2km以内と
されている。 |
ゆっくり霊夢 | 思ったよりも遠くにいけないな。 |
ゆっくり魔理沙 | ちなみに、船舶検査のない2馬力ボートは
法律上の航行区域の制限はない。 |
ゆっくり霊夢 | なんだ。 |
ゆっくり霊夢 | 私たちは自由だ。 |
ゆっくり魔理沙 | ただ、免許が必要な上、中には300馬力に達するものも
ある水上バイクでさえ、 |
ゆっくり魔理沙 | 航行区域は岸から2海里、約3.7キロに
制限されているからな。 |
ゆっくり霊夢 | それって、パワフルな水上バイクでも、
2海里超えると危ないってこと? |
ゆっくり魔理沙 | そうなんじゃないか? |
ゆっくり魔理沙 | 私は法律上のことを言っただけだ。 |
ゆっくり霊夢 | 急に冷たすぎじゃない? |
ゆっくり魔理沙 | 次の危険なポイントとして、 |
ゆっくり魔理沙 | 他の船から2馬力ボートは見えにくいってことだな。 |
ゆっくり霊夢 | これはなんとなくわかる。 |
ゆっくり霊夢 | 舟って、先が長いし、上向きに上がってたり
するもんね。 |
ゆっくり魔理沙 | そうだ。 |
ゆっくり魔理沙 | 大型トラックが歩行者を認識しづらいのに似ているな。 |
ゆっくり魔理沙 | なので、2馬力ボートでは絶対旗を立てるようにしよう。 |
ゆっくり霊夢 | 海賊旗は命を誓う旗だからね。 |
ゆっくり魔理沙 | いちいちワンピースの話を入れんでいい。 |
ゆっくり魔理沙 | 頼むから旗にどくろマークを入れたりしないでくれよ。 |
ゆっくり魔理沙 | あと、旗立てたから大丈夫なんて慢心はするなよ。 |
ゆっくり魔理沙 | 旗を立てていたって、
多少確認しやすくなった程度で、 |
ゆっくり魔理沙 | 目視しにくいことには違いない。 |
ゆっくり魔理沙 | 他の船だって漁など他の仕事をしていたりするし、 |
ゆっくり魔理沙 | 相当のスピードで移動してたりする。 |
ゆっくり魔理沙 | 波が荒れていればなおさら、小さいボートに立てられた
小さな旗なんて見えなくて当然だ。 |
ゆっくり魔理沙 | この点からも、他の船が活動しやすい岸から離れた沖に
出すぎないのは大事だな。 |
ゆっくり魔理沙 | 夜に出航なんてもっての他だぜ。 |
ゆっくり霊夢 | 他の船からの見え方なんて考えてなかったよ。 |
ゆっくり魔理沙 | 次のポイントも他の船との関係で現れる危険だ。 |
ゆっくり魔理沙 | 3つ目の危険なポイントは免許がなくても
乗れてしまうことだ。 |
ゆっくり霊夢 | そこが2馬力ボートの良さなんじゃないの? |
ゆっくり魔理沙 | もちろん『自分で船を操る』というハードルは
下げてくれてはいるが、 |
ゆっくり魔理沙 | 反面、海でのルールを知らずとも
船に乗ることができてしまう。 |
ゆっくり霊夢 | 海でのルール? |
ゆっくり魔理沙 | そう。 |
ゆっくり魔理沙 | 例えば、海では左側通行、右側通行のどちらかわかるか? |
ゆっくり霊夢 | 何言ってんの? |
ゆっくり霊夢 | 海は広いし、道があるわけじゃないんだから、
他の船のいないところ走らせればいいじゃない。 |
ゆっくり魔理沙 | 必ずしもそうできるとは限らないだろ。 |
ゆっくり霊夢 | じゃあ、しいていうなら、車が左だから、
左かな? |
ゆっくり魔理沙 | 右だバカヤロー。 |
ゆっくり霊夢 | 二分の一を外した。 |
ゆっくり魔理沙 | 右側通行の根拠として、衝突を予防するための
海上衝突予防法という法律がある。 |
ゆっくり魔理沙 | 例えば14条では、動力船が真向いにいてぶつかりそうな
ときは、右に避けるように規定されている。 |
ゆっくり魔理沙 | 他の条文を見ても、
右側通行が原則となっていることがわかるぜ。 |
ゆっくり霊夢 | ALL RIGHT |
ゆっくり魔理沙 | ちなみに、海が右側通行なのは、世界共通のルールだ。 |
ゆっくり霊夢 | そりゃ、大きな船なら他の国の船とぶつかりそうに
なることもあるだろうし、 |
ゆっくり霊夢 | そこで通行のルールが違うと大問題だもんね。 |
ゆっくり霊夢 | 道路もどちらか統一してくれれば、
右ハンドル左ハンドル別れず済んだはずなのに。 |
ゆっくり魔理沙 | もし、ルールを知らない船がぶつかりそうになったら、
衝突に向かう可能性が高まるのがわかるだろ。 |
ゆっくり霊夢 | 確かに、免許って面倒くさく感じるけど、
やっぱり大事だ。 |
ゆっくり魔理沙 | 2馬力ボートに乗るには免許はいらないが、
せめて海上交通3法と呼ばれる、 |
ゆっくり魔理沙 | 海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法
は勉強しとかないとな。 |
ゆっくり霊夢 | 船長も楽じゃないぜ。 |
ゆっくり魔理沙 | 気が早いわ。 |
ゆっくり魔理沙 | さて次、4つ目の危険ポイントは、2馬力ボートは
転覆しやすいことだ。 |
ゆっくり魔理沙 | 実は、海上保安庁が出している令和3年の統計では、
転覆はもっとも多い海難原因になっている。 |
ゆっくり霊夢 | なんでそんなに多いのよ? |
ゆっくり魔理沙 | ボートが小さい上に軽くてバランスが悪いからだな。 |
ゆっくり魔理沙 | 2馬力ボートは人1人の体重より軽いボートなんて
ざらにある。 |
ゆっくり霊夢 | それは軽いね。 |
ゆっくり魔理沙 | 2馬力という限られた力を有効に使うためには、
できるだけ船も軽い方がいいのは間違いない。 |
ゆっくり魔理沙 | ただ、軽いことで波や風などの影響はうけやすくなるし、 |
ゆっくり魔理沙 | 小さいから、ちょっと偏った乗り方をすると、そのまま
船がひっくり返ってしまうぜ。 |
ゆっくり魔理沙 | プールで使うビート板に立ってみよう
としたことないか? |
ゆっくり霊夢 | そういえば、どこかのプールであった大きなビート板
には乗ることができたのに、 |
ゆっくり霊夢 | 普段使うビート板にはまったくと言っていいほど
乗れなかったよ。 |
ゆっくり魔理沙 | それが、小さくて軽いとバランスが悪くなるいい例だな。 |
ゆっくり霊夢 | じゃあ、転覆を防ぐためには、 |
ゆっくり霊夢 | 立ち上がったり、偏った乗り方をしないように
注意しないとね。 |
ゆっくり魔理沙 | もちろん、それらも大事だが、 |
ゆっくり魔理沙 | 転覆するものだと理解して、転覆しても浮けるように、
ライフジャケットは着用しておくべきだな。 |
ゆっくり魔理沙 | 2馬力ボートでは着用の義務はないが、 |
ゆっくり魔理沙 | 海に落ちてしまったときに、ライフジャケットを
着ているかどうかは、 |
ゆっくり魔理沙 | 無事に生還できるかどうかに大きな差が出るんだ。 |
ゆっくり霊夢 | これは着るようにするわ。 |
ゆっくり魔理沙 | どうせ着るなら、国の基準を満たしたものにしとけよ。 |
ゆっくり魔理沙 | 桜のマークが目印だ。 |
ゆっくり霊夢 | I sea. |
ゆっくり魔理沙 | seeな。 |
ゆっくり魔理沙 | 最後、5つ目の危険ポイントは、
エンジントラブルが起こりやすいことだな。 |
ゆっくり魔理沙 | 海上保安庁の海難の統計によると、転覆についで、
機関故障が2番目に多いぜ。 |
ゆっくり霊夢 | そんなに故障するものなの? |
ゆっくり魔理沙 | 実は、2馬力ボートで使うエンジンは、 |
ゆっくり魔理沙 | 冷却水として、吸い上げた海水を使うことが多いんだ。 |
ゆっくり魔理沙 | 吸い込み口に海藻やゴミが詰まってしまうと、 |
ゆっくり魔理沙 | 冷却水が循環しにくくなり、やがてエンジンが
オーバーヒートを起こしてしまう。 |
ゆっくり霊夢 | なんか納得したわ。 |
ゆっくり霊夢 | 人間の発達しすぎた文明へのしっぺ返しが
こんなところにもあるとはね。 |
ゆっくり魔理沙 | それに、釣りだと特に気にしてほしいのは、 |
ゆっくり魔理沙 | 低速運転ばかりしていると、配管に海水の塩の結晶が
溜まってしまう『塩ガミ』だ。 |
ゆっくり霊夢 | 私エンジン詳しくはないけど、聞けば聞くほど
故障しそうな要素しかないとわかるね。 |
ゆっくり魔理沙 | 対策としては、船外機について勉強して、 |
ゆっくり魔理沙 | 航行前に、異常がないかチェックするように
することだな。 |
ゆっくり魔理沙 | 車みたいに、日常的に乗るというものではないから
ちゃんとチェックしないと、異常に気づけないだろうし、 |
ゆっくり魔理沙 | 海で故障したら、4活問題だ。 |
ゆっくり霊夢 | エンジンが突然動かなくなったら、
私なら大パニックよ。 |
ゆっくり魔理沙 | エンジンが動かなくなっても、移動できるように、
オールは絶対積んでおけよ。 |
ゆっくり霊夢 | 私、オールを漕ぐ腕がないんだけど? |
ゆっくり魔理沙 | それは知らん。 |
ゆっくり霊夢 | とにかく、2馬力ボートにも危険なところがあるって
ことは理解したよ。 |
ゆっくり魔理沙 | 簡単に持ち運べる上に、自分で運転できて
楽しい2馬力ボートが、 |
ゆっくり魔理沙 | 危険が多いことも
理解してくれたらそれでいいわ。 |
ゆっくり霊夢 | 聞いたことを頭の片隅に置いて、
イカ釣りに行ってくるね。 |
ゆっくり魔理沙 | 爽快。 |
ゆっくり魔理沙 | ところで、海まではどうやってボート持っていくんだ? |
ゆっくり霊夢 | へ? |
ゆっくり魔理沙 | ボート自体は、空気で膨らませるタイプにすれば
持ち歩けるだろうけど、 |
ゆっくり魔理沙 | 船外機も必要だし、旗も必要だし、オールも必要だし、 |
ゆっくり魔理沙 | 釣りするなら、その道具やクーラーボックスなんかも
いるよな? |
ゆっくり霊夢 | ボ、ボートのことしか考えてなかった。 |
ゆっくり霊夢 | 魔理沙車出して。 |
ゆっくり魔理沙 | もちろん。 |
ゆっくり魔理沙 | 丁重にお断り。 |
ゆっくり霊夢 | そんなあ。 |
ゆっくり霊夢 | 最後までご視聴ありがとうございました。 |
ゆっくり魔理沙 | それではまた次回! |
ゆっくり霊夢 | それではまた次回! |
編集後記
2馬力ボートの事故が増えている要因として、ボートを使う人が増えているということもあります。
YouTuberで、ボートで遊ぶ様子を配信している人もいるとか。
それを見てはじめるのはいいですが、いろいろ自分で勉強はしないとね。
今回、2馬力ボートの免許・検査なしの条件の根拠となる条文を探すのに時間をめちゃかけるという暴挙をしてしまいました。
どこを調べても、条件については書いているものの、根拠条文を示しているものはほとんどなかったので。
でも、法的根拠は大事だと思うんですよね。
結論さえわかればどうでもいい、と言われてしまえばそれまでですが、根拠があるからこそ、僕らの行為には制限があるわけで、
その僕らの自由を奪う制限が正当なものかどうか、本当に実在する制限なのか確認することは、決して無駄なことではないと、自分は思います。
とはいえ、文字ばっかり並ぶと見る気が失せると思って、最近は条文を引用するのは減らし、規定条文を示すにとどめるチキンっぷりは発揮してたりします(笑)
興味のある人はぜひ自分で確認してみてくださいね。
さて、2馬力ボートについてですが、ネタを探しているときに、サムネにしやすそうという安易な理由から決めてしまいました。
調べてみてこんなにドツボにはまるとは思ってみませんでしたが(汗)
そのサムネがこれ。
2馬力ボートを「馬2頭がボートを引く」というデザインが浮かんだからやりたかったのさ。
思ったよりボートのいい画像がなくて、ちょっと思ったのと違ってしまったのは残念でした。
公開後、クリック率がかんばしくなかったので、少し変更は加えました。
ところで、このチャンネルも地道ながら、チャンネル登録がちょびちょび伸びていき、先日1300人を突破しました。
ひとえに、見てくれている視聴者さんのおかげです。
視聴者さんの中でも、このサイトを見てくれている人はごく少数だと思いますが、
この場を借りて、厚くお礼申し上げます。